1年生になったら友だち100人できるのか

童謡『1年生になったら』の歌詞に「1年生になったら友だち100人できるかな」という一節があります。中学や高校の1年生の可能性もありますが、小学校で歌う楽曲であるため、小学1年生と考えるのが自然でしょう。昨今の少子化問題を鑑みると、同級生だけで100人の友だちを作るのは相当難しいのではないでしょうか。僕の時でさえ25人クラスが2つ(計50人)しかなかったですし、30人クラスが1つだけという学年もあったくらいです。中学に入ってクラスの数は3つに増えましたが、合計しても100人に達していませんでした。同級生だけでなく先輩方とも仲良くやりなさい、という意味なのでしょうか。しかし、それでも場所によっては全校生徒が10人前後という小学校もあるでしょう。

同級生だけでは数が足りないので、FacebookなどのSNSを活用するのはどうでしょうか。手当たりしだいに友だち申請を送れば、100人はおろか1,000人くらい余裕で友だちになれるでしょう。しかも、小学校という狭いコミュニティではなく、世界中に友だちができるのです。「富士山の上でおにぎりを食べるオフ」みたいな活動も容易でしょう。一番現実的な方法だと思いましたが、Facebookをはじめ、SNSの多くは年齢制限を設けており、13歳以上でないと登録できないようになっています。仮に年齢制限がなかったとしても、あまり健全な人間関係とは言えません。



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残る方法は「地元住民と交流する」くらいでしょうか。地域の活動に参加し、他校の生徒や大人たちを友だちにするのです。コミュニケーション能力も高まりますし、前述のSNSを使った交流よりは健全な人間関係を築きやすいでしょう。地元に固執しすぎると閉鎖的な価値観を持ちやすくなる恐れもありますが、固執するか否かは地元ではなく、個人の問題です。今のところ、最も健康的かつフェアな「小学1年生が友だちを100人作る方法」なのではないでしょうか。

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