重い楽器は良い楽器か

一般的に、楽器は重ければ重いほどパワーが出ます。具体的には「音量が上がる」「低音が増す」「サスティン(音の長さ)が長くなる」といった違いが表れます。比例して、ボディが大きくなることが多いでしょう。一番わかりやすい例はサックスでしょうか。

サックスにそれぞれ個性があるように、「楽器は重ければ重いほど良い」というわけではありません。音楽のジャンルによって、重い楽器がそぐわない場合もありますアコースティックな音楽には繊細な音量が求められますし、キレのあるフレーズには低音やサスティーンが邪魔になることがあります。適材適所があるわけです。

僕がいつも使っているギターはギブソンの『レスポール』というモデルなのですが、このモデルの最大の特徴であり、最大の欠点とも言えるのが「重さ」です。ストラップが肩に食い込みますし、立っているだけで腰が痛くなってきます。持ち運ぶのも大変です。音は良いのですが、パフォーマンス向きの楽器ではない、と常々感じています。



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メインで使っているスネア・ドラムも深さが7インチ以上ある大きなモデルで、それなりに重量があります。苦しい思いをしながら運搬をしているのですが、音は良いのです。僕の場合、パワーというより「太さ」が欲しいのです。ギターでもドラムでも、それは変わりません。

耳で楽器を選んだ結果、重い楽器ばかりが集まりました。これで軽かったら非の打ち所がない、といつも思っています。特に、階段付近で。

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