歌を作って人にプレゼントする行為

「制作した楽曲のあらゆる権利を譲与すること」ではなく、「受け手のために楽曲を制作する行為」のこと。受け手の名前を曲名にしたり、受け手のことや受け手への思いを歌詞にしたり、モチーフにして作曲したりします。特定の個人に向けて作詞、作曲するためか、ラブ・ソングになることが多いです。一昔前には「自作曲をギターで弾き語ってテープに録音し想い人に渡す」という流行があったそうです。現代だと「自作曲をDTMで打ち込んで初音ミクに歌わせた音源をLINEやYouTuneを介して想い人に送信する」でしょうか。

この「曲をプレゼントする」という行為、数あるプレゼントの中でも特に忌み嫌われているそうです。調べてみると、喜ぶどころか迷惑に思われることの方が一般的のようです。詳しい理由は書いていませんでしたが、察するに「楽曲のクオリティが低い」「作品に対する評価をいちいち訊ねてくる」「自分のことを歌詞にしているのが恥ずかしい、もしくは、プライバシーの侵害にあたる」などが挙げられるのではないでしょうか。

僕は、僕のために誰かが曲を作ってくれたら純粋に嬉しく思います。もちろん、僕の住所を歌詞にして世界に配信していたら怒るかもしれませんが、クオリティの低さは気になりませんし、評価を訊ねてきた時は正直な感想を伝えるでしょう。その曲によって僕のイメージが落ちるわけではありませんし、置き場所にも困りません。



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実を言うと、僕は誰かをモチーフにして作曲することが非常に多いのです。最初に考えるのが音楽的アイディアで、そのアイディアから連想されるタイトルを同時進行で考えるのですが、その際に人物を思い浮かべることが多いのです。数えてみると、ホームページに上げているだけでも、8曲中5曲が人名のタイトルでした。プレゼントしたわけではありませんが、モチーフになった友人たちは迷惑しているかもしれません。

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