小学校で教えるべきこと

小学校で確定申告の授業をすべき」という風な投稿をしているミュージシャンがいました。文部省へ真剣に抗議しているわけではなく、自分が確定申告で苦労していることを「学校で習っていればこんなことにはならなかった」と責任転嫁したジョークなのでしょう。仮に本気で主張していたとしても、公立の小学校なら「確定申告が必要になるような仕事は選ばず、まともな会社に就職しなさい」と教えそうなものですし、自分にできなかったことを子どもに押しつけるという姿勢がそもそもおこがましいのではないでしょうか。

以上のことを踏まえ、あえて「小学校で教えるべきこと」について書いてみました。これから書くことは現代教育への不満でもなければ、小学生たちへの希望でもありません。僕個人の「こういう小学校があればなあ」という絵空事、あるいは愚痴です。真に受けないようにお願いします。

○不動産の授業

家を買うまでのプロセスや予算、土地管理など、不動産にまつわるあらゆる知識について総合的に学ぶ授業です。「木造とRCの違い」あたりから始めて、「敷金、礼金とは」「こんな不動産屋は危ない」と進み、最終的には「マンション経営による不労所得の利益とリスク」まで学んでいきます。普通に需要があるのではないでしょうか。ひょっとしたら、すでに導入されているかもしれません。問題なのは「不動産のことについて教えられる大人(先生)がいない」という点でしょうか。



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○子育ての授業

身体の仕組みについては保険体育で習いますが、この授業では妊娠中の対応、役所の手続き、養育費など、子どもを育てるために必要な親の行動を具体的に学びます。自分が親になった時の備えになりますし、親の振る舞いを学ぶことで子のあり方を客観視できるでしょう。育児放棄などの児童虐待の抑止になると思いますが、少子化問題に拍車をかけそうな予感もします。

余談ですが、友人に「小学校でどんなことを教えるべきか」を訊ねたところ、「ストレス・マネジメント」と答えてらっしゃいました。自分の身は自分で守れ、ということでしょうか。

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