小さいは正義

以前、ギタリストの友人に「ギター選びの際に最も重要視していることは何か」を訊ねたことがあります。ピックアップがどうとか、フレットの数がこうとか、僕の知らない情報が出てくるのではと期待したのですが、回答は「軽さ」というシンプルな一言でした。普段から演奏活動をしているわけですから、なるべく小さくて軽い、身体の負担にならない楽器が良いそうです。

ギターと違い、ドラムは楽器を背負いながら演奏するわけではありませんが、小さいドラムは運搬が楽ですし、鳴らしやすい(響かせやすい)という特徴があります。大きいサイズに比べると、小さいサイズの方が演奏しやすいですし、身体の負担にならないと言えるでしょう。

かつては「小さいドラムは音量も弱く、太さがなくて薄っぺらい」と言われていましたが、楽器の製作技術や録音技術が発達した今となっては、サイズが小さくても迫力のある音が出せるようになりました。「重い、は良い」が通じるのは青果コーナーくらいでしょう。



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生徒様に器材をおすすめする際も、すこし小さいサイズのものを紹介するようにしています(参考『ドラム初心者にVIC-7Aをおすすめする理由』)。大きい楽器は運搬や身体への負担など、演奏以外のストレスに見舞われるため、特に初心者の方は小さいものを選ぶと良いでしょう。小さいは正義です。

ちなみに、僕は通常よりも大きいサイズの楽器を好んで使っています(参考『重い楽器は良い楽器か』)。楽器だけでなく、自分ももうちょっと大きいサイズになりたいほどです。ああ、デブになりたい。

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