学生が手っ取り早くプロになるためにやめるべきこと

プロのミュージシャンと言っても資格があるわけではないですし、能力を正確に測る試験があるわけでもありません。具体的な定義が決まっていないため、プロであるかどうかは言ったもの勝ちです。強いて言えば、相手に「自分はプロである」と納得させられるかどうかは目安になるかもしれません。

この「納得」を引き起こすのに最も必要なのは演奏技術です。聞き手に「上手い」と感じさせる、説得力のある演奏ができるかどうかを基準にするのです。あくまでも目安なので、明確な定義とはなりませんが(参考『プロとアマの違い』)、学生が目指す「とりあえずの目標」にはなるのではないでしょうか。

多くの場合、演奏技術の上達に必要なのは鍛錬ですが、鍛錬以上に必要なものが1つあります。時間です。時間がなければ鍛錬もできませんし、相手を納得させる機会も得られません。学生は社会人よりも比較的余裕のある立場にいますが、決して暇な身分とは言えません。しかし、貴重な時間を食い潰す行ないをしている学生がいることも確かです。



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たとえば、スマートフォンなどによるゲーム類、YouTube等の動画投稿サイトの閲覧が挙げられます。あらかじめダウンロードしていた漫画やアニメを視聴している姿もしばしば見られます。これらの娯楽は悪ではありませんが、見ている間は確実に時間を失っています。

何も難しいことはありません。あれこれ悩む前に、アイコンを長押しして×ボタンを押し、「削除」を選択するだけです。いきなり全て削除することもありません(できたら相当な余裕が生まれるでしょう)。もっとも、消したところで楽器に触れなければ上達しません。

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