今も昔も電車通勤をしています。車内では足りない睡眠を補えますし、読書もできます。こうしてブログを書いたり、レッスンで使う曲をコピーしたりするなど、たまった仕事の補填にあてることだってできます。音楽理論の勉強をしていたこともありますし(参考『平成の二宮金治郎』)、僕にとって通勤時間は貴重な自由時間なのです。
そんな通勤時間にも、できないことがあります。楽器の演奏です。上手い下手に関わらず、車内での演奏は迷惑行為です。もし通勤中に楽器が弾けるなら、通勤によるストレスが皆無になるどころか、遠方地への転勤を申し出る人が急増するのではないでしょうか。
そこで今回は、全国区でミュージシャン専用車両の導入が決まったらどうなるか、考察してみたいと思います。ひょんなことから僕が総理大臣になる可能性だってあります。今のうちに備えておきましょう。
○「ミュージシャンだけ特別扱いするな」という批判を受けて「騒音者専用車両」に名称が変わる
その年の流行語に「騒音者」がノミネートされ、広辞苑に新語として登録されます。
○ラッシュ時は混雑して演奏どころではない
駅員に押し込められた衝撃で楽器が破損する事故が多発します。
★オススメ ライブ
○音漏れが原因で隣の通常車両が「半騒音者車両」と化する
モラルの欠如により、最終的に全車両で楽器演奏が黙認されます。
○移動目的でなくスタジオ代わりに乗車する人が現れる
終点になっても電車を降りない乗客が問題になります。
○『TRAIN-TRAIN』を弾く人が必ずいる
若者で知っているのは『太鼓の達人』経験者くらいです。
グリーン車のように有料の特別車両にする案もありましたが、騒音であることに変わりはないので問題はなくならないでしょう。