ベースとドラム、どちらが人気か

和歌山と茨城、どっちが都会か」みたいな、議論したところで誰の得にもならないトピックだな、と書き始める前からため息が出ます。しかし、和歌山に南高梅があるように、茨城に納豆があるように、その楽器ならではの特色があって、それを好む層が一定数いるのは確かです。そのわずかな層を比べてみようという「どんぐりの背比べ」企画です。

それぞれの人口推計ですが、国内のドラマー人口はおよそ65万人だそうです(ソース不明)。日本のミュージシャン人口がおよそ600万人(ソース不明)とされているため、全体の約11%がドラマーという計算です。いっぽう、国内のベーシスト人口はだいたい0.4%(ソース不明)らしく、600万人中2.4万人がベーシストという計算です。

この数値が真であればドラマーの数はベーシストの25倍で、日本の人口を1.2億人とすると184人に1人(0.005%)がドラマー5,000人に1人(0.0002%)がベーシストです。高校1校あたりの平均生徒数が668人(平成24年度の全国平均。参考『学校基本調査:文部科学省』※外部リンク)なので、高校生ドラマーは各校に約3.6人、高校生ベーシストは8校に約1人です。ネットを鵜呑みにするとこうなります。



★オススメ ライブ




音楽教室の生徒数や、いわゆる「演奏してみた動画」の動画数を比べるとドラマーの方が圧倒していますが、これは「スティックだけですぐに始められる手軽さ」が原因でしょう。おそらく、ベースの販売台数はドラム・セットの販売台数を凌駕しているはずです。ことジャズの現場では、主旋律+コード楽器+ベースという、ドラム・レスの編成が珍しくありません。ベーシスト人口は少ないとしても、ベースの存在価値は非常に高いことがうかがえます。

ちなみに、和歌山の人口は約91万人で、茨城の人口は約285万人と圧倒しています。ただ、人口の増加数は和歌山がマイナス9,000人、茨城がマイナス15,000人と逆転しています。ベーシストとドラマーの関係に似ていますね。和歌山は田舎ですけど

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール