パズル・ゲームで学ぶ、段取りの解

こないだ実家に帰った際、家に置いてあった「バラバラになったパーツを組み合わせて立方体を作るパズル・ゲーム」にハマってしばらく遊んでいました。10分くらい遊んで「こんなん無理やし!」と1度諦めたのですが、妹がわりとあっさりクリアしたらしく、悔しいので再挑戦したところ、5時間くらいかけてようやくクリアできました。こういうところにも僕の不器用さが表れていると思います。

妹にも指摘されたことですが、僕は「手を動かさずに考えてから行動する」という癖があります。じっくりパーツを観察し、「自分がこのパズルの製作者だったらどう構築していくか」を推測します。ある程度当たりをつけた後、手を動かし始めるのです。テスト前日に山を張って勉強する受験生のようなやり口です。考察している間はパズルを組み立てないので、経験値はゼロです。

当たりをつけるのは悪いことではありませんが、勘は当たらなければ外れよりたちが悪いのです。「失敗は成功の元」なんて言葉がありますが、これは「失敗にいたるまでの経験値が次に活かせるため、次回の成功率が上がる」という意味です。山勘にはこれがありません。ギャンブルで一発儲けようとするのと同じです。



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かといって「なんでも良いから、とりあえずやってみる」というのも少し違います。行動している分、マシかもしれませんが、行き当たりばったり、当てずっぽうな行ないが成功するのはただの「運任せ」です。宝くじで大富豪を狙うようなものです。実を言うと僕は、勘頼りの後は運任せにしがちです。悪手を2度連続で使うから、パズルを解くのに5時間もかかるのです。

おそらく、妹は「手を動かしながら考えるタイプ」なのでしょう。頭と手を同時に使っているわけです。妻が正にこのタイプで、僕が苦戦したパズルを5分足らずでクリアしていました。単純計算で、僕よりも頭の回転が60倍速いことになります。成人男性の走る速さがだいたい時速16キロくらいなので、妻は時速960キロ、ジャンボジェットより速いです。ただただ頭が下がります。

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