ドラマーに向いている人、向いていない人

某質問サイトで検索したところ、「自分はドラムに向いているんでしょうか」といった質問が多数ありました。他人に高く評価されることでモチベーションを上げたいのかもしれません。数日でみるみる上達していく人もいれば、何ヶ月やっても変化のない人もいます。前者は向いている人、後者は向いていない人と言えます。向いていない人は成長速度が遅く、多くの時間を費やすことになるでしょう。「そこまで時間を投資したくない」と考えている人は、なるべく早く「向いているかどうか」を判断したいわけです。

そこで今回はドラムに限定して、「ドラマーに向いているかどうかの判断基準」を3つ考えました。当てはまれば当てはまるほどドラマーに向いています。「当てはまっているかどうかわからない」は当てはまらないと考えて良いでしょう

1. 音楽に合わせて手拍子ができる

手拍子は最も原始的なリズム・パターンです。コンサートなどで音楽に合わせて手拍子をする時、自分だけ周りとずれている、という経験はないでしょうか。単純そうに見えて「音楽を聞く」「リズムを叩く」の2つのタスクを同時に行なっているため、耳と手を同時にコントロールする必要があります。

2. ドラムのフレーズを口ずさめる

たとえば、「8ビート」を文字にすると「どんつんたんつん」です(参考『8ビート』)。重要なのは、どの楽器(音)がどのタイミングで鳴っているか理解し、音にする(歌う)ことです。スネアを3回叩くにしても「たたたん」「たんたた」「たたんた」などのバリエーションがあるため、違いを理解する耳と表現する口が必要になります。



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3. 演奏しながら数を数えられる

数とは「小節数」あるいは「拍数」のこと。体育の準備体操のように「1、2、3、4」と頭の中で数え、今が何小節目か、何拍目かカウントします。ドラムの演奏は基本的に同じフレーズの繰り返しになるので、常に拍子を把握できる能力がないと構成を見失ってしまいます。

ちなみに僕は、ドラムを始めた当時は1番しか当てはまりませんでした。ドラムに向いていなくても時間をかければ誰でも上達できるため、向いているかどうかはあまり重要ではありません。

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