スマホで子育て

スマホで子育てすると子どもに悪影響が出る」という投稿を目にしました。気になったので検索したところ、「ソフトバンク、スマホで子育てを支援する『子育てサポート』を開始」という記事を見つけました。スマホが変形してロボット化するのかと思って、よく記事を読んだところ、モニターで赤ちゃんを見守ったり、異常を知らせたりするサービスだそうです。

問題になっている「スマホで子育て」とは、「スマートフォンのアプリケーションなどを利用することで生じる、親子のスキンシップ不足」のことを指すようです。要約すると、「機械に頼って手を抜いていたらお子さんは非行少年(少女)になりますよ」でしょうか。

この手の話題は、いつの時代にもつきものです。たとえば、僕が子どものころは、テレビゲームでした。僕より前の世代では、テレビそのものが悪影響とされています。実際、スマホで悪影響とされているのは、ハード面の問題ではなく、ゲームや動画といったソフトの問題です。機械ではありませんが、ロックンロールが不良の音楽という時代もありました。クラシック音楽なら良いそうです。つまり、エルヴィスを聞いて育った子は不良で、シェーンベルクを聞いて育った子は優等生ということになります。ジャズの方がよっぽど悪影響ではないでしょうか。マイルスを聞いて育った子は、「誰の指示も受けない。帰れ」とか言い出すかもしれません。



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いずれも悪いのは「親の怠慢」なのに、「物が悪い」ということに焦点を当てているのが、面白く思えます。禁止すれば良いと考えているようですが、禁止されればされるほど、人は欲しがるものではないでしょうか(カリギュラ効果)。

では、どう子育てすれば良いのでしょうか。いくつか方法は思いつきますが、僕は子どもを育てた経験がなく、一概にそれが正しいとは言い切れません。ただ1つ言えるのは、「子どもにスマホは悪影響だ」と思う親は、まず自分がスマホを手放すべきでしょう。子どもは親の背中を見て育つわけですから、見せる背中に責任を持つのが親の務めだと思います。

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