なるべく汗をかきたくない

ドラムは両手と両足を使う楽器ですので、疲れやすい楽器と思われがちです。実際は指先手首足首といった関節部分をわずかに動かしているだけなので、スポーツ選手のような運動量には至りません。多くの場合、ドラマーが汗をかく原因は「長時間の演奏」あるいは「空調」にあります。個人差はありますが、1時間ほどの演奏で玉のように汗をかく人は、あがり症であるか、無駄な力が入っている恐れがあります。

○汗をかかなくなったきっかけ

僕は運動神経が鈍く、たいていのことに無駄な力が入りがちです。ドラムを始めたころも例外ではなく、指に豆ができたり、腰や背中を痛めたりしていて、30分のステージを汗だくになって演奏していました。汗をかかなくなったのは、専門学校に入学し、長時間練習をするようになってからのように思えます。練習で汗をかいた分、本番ではかかなくなったわけです。



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○汗の原因

とある有名なドラマーは「集中して演奏すると、じっとしていても汗が吹き出してくる」とおっしゃっていました。僕の場合は逆で、思考にノイズが入っている時、つまり、集中できていない時ほど汗をかく傾向にあります。無駄な動きが汗を生むように、余計な思考は脱力を阻害してしまうのです。思考がクリアになればなるほど、汗は引いていきます。そういう意味でも、僕は演奏中、なるべく汗をかきたくないわけです。

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