「忙しい」は悪なのか

音楽講師業を始めて4年目に入り、仕事が忙しくなってきました。生徒様が増えてレッスン時間が長くなるのはまったく苦にならないのですが、譜面を書いたり、音源を編集したり、教材用の動画を撮影したりといった事前準備の量が増えると、家にいる間も仕事をすることになるため、多少しんどくなります。僕は手を抜けるほど器用でありません。それに、忙しいと感じるのは仕事量が増えたからではなく、肩に力が入っているせいかもしれません。

音楽講師の報酬は時給制ではなく歩合制です(参考『音楽講師の給料』)。生徒様の数が減れば、収入は減ります。個人事業であり、委託業務であるため、万が一のことがあっても保証はありません。翌月になって生徒様が10、20人退会する可能性だってあるのです。「生徒様のニーズに応えられなかった」「指導方法が受け入れられなかった」という技量不足は自分の責任であり、改善の余地があります。「進路や引っ越しのため」といった生徒様の都合は定期的なもので、仕事を続けている限りなくならないでしょう。

恐いのは、楽器店附属の音楽教室であるがゆえに、楽器店や出店しているモールが経営不振などで閉店、閉鎖になった場合です。こればかりは講師1人の力ではどうしようもありません。誰が悪いというわけでもないですし、講師にできるのは別の音楽教室を紹介するなどのアフターフォローくらいでしょう。



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忙しいのはしんどいことですが、こうして毎日レッスンができていることは恵みです。

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