「バンドを組む」という現象が起きた際、人は「立場」と「行動」によって大きく4つに区分されます。
【立場】
能動的立場……自分が中心となってバンドを作る
受動的立場……既存のバンドに参加する
【行動】
能動的行動……自分から誘ったり誘われたりする
受動的行動……相手の誘いを待つ
これらを組み合わせて、「能動的立場 / 能動的行動タイプ」「能動的立場 / 受動的行動タイプ」「受動的立場 / 能動的行動タイプ」「受動的立場 / 受動的行動タイプ」の4つに分類できます。ここでは便宜上、それぞれ「開拓者タイプ」「社長タイプ」「旅人タイプ」「探偵タイプ」と呼ぶことにします。
◯開拓者タイプ
自分が中心となってバンドを結成し、メンバー探しも自分で行なうタイプです。「自分の作った曲を演奏したい」「気心の知れた仲間と一緒に演奏したい」など、バンドでやりたいことが決まっていて、ある程度バンドの将来を考えている人です。最適な結成方法は「勧誘」です。自分の考えに賛同してくれるメンバーを探さなければならないため時間はかかりますが、一度結成すると長期間続けられるでしょう。
◯社長タイプ
自分が中心となってバンドを結成しますが、誰かが入ってくるのをひたすら待つタイプです。「バンドを組んでみたいけれど、自分から話しかけるのは気が引ける」「ちょっとバンドで音を出して遊んでみたい」など、バンド形式に憧れを持っている人です。最適な結成方法は「広告」です。どんな人が集まるかわからないのでリスクは高いですが、上手く宣伝できれば人はすぐに集まるでしょう。
◯旅人タイプ
メンバー募集をしているバンドに、自分から参加を申し込むタイプです。「時間をかけずに今すぐバンドを組みたい」「色んなバンドに参加したい」など、自身のスキルアップを目的としている人です。最適な結成方法は「応募」です。社長タイプ同様リスクは高いですが、経験値は多く、人脈も広げられます。
◯探偵タイプ
メンバー募集しているバンドから声をかけられるまで待つタイプです。「バンドは嫌いじゃないが、積極的になるほどではない」「バンドには好きだが、時間がない」など、バンドにこだわっていない、あるいは、単純に忙しい人です。最適な結成方法は「承諾」です。運を天に任せる形になりますが、活躍して名前が売れれば自然とこのタイプになるでしょう。