音楽の商業的要素とは

商業的要素とは、大衆に受け、万人に好まれるポイントのことです。「ポップス」と呼ばれるジャンルはもちろん、ロックやジャズにも商業的要素を含んでいる楽曲はあります。「オリジナル曲の反応が悪い」「もっと売れたい」という野望を持っている駆け出しミュージシャンの参考になれれば幸いです。

なお今回はあくまで「音楽の商業的要素」であって、握手券を同封するとか、ジャケットに有名芸能人を起用するといったプロモーションについては触れていません。純粋に音楽で売れたい人向けの記事です。

◯ラブ・ソング

映画や小説にも通ずる要素で、男女の恋愛を歌ったものは聴衆の共感を引き起こしやすくなります。両思い、片思い、失恋などバリエーションは豊富ですし、男性、女性、大人、子など、視点も様々です。また、ペットに対する歌や、友情を歌った曲も比較的受けが良いでしょう。いずれもボーカルが付いている曲に限定されます。

◯アップテンポ

テンポが速い曲は聴衆を鼓舞させる効果があります。気持ちを前向きにさせたり、溜まったフラストレーションを解消させたりするわけです。運動会などのイベントで使えば活気づくし、カラオケでも盛り上がります。テンポ自体はそこまで速くなかったとしても、速いフレーズ(いわゆる早弾き)を多用している楽曲は同じ効果を得やすくなります。



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◯ウラ打ち

ドラム・パターンの一種(参考『ウラ打ち』)です。4分音符を強調しているため、聴衆がノリやすいリズムと言えます。DTMで音楽制作をしている人にとっても、いちいちドラム・パターンを考えずに済む使いやすいパターンです。

◯4536進行

王道進行」とも呼ばれる、日本のポピュラー音楽で多く見られるコード進行のことです。ダイアトニック・コードの4番目、5番目、3番目、6番目を順に弾いていきます。たとえば、Cメジャー・キーの楽曲であれば「F、G、Em、Am」が4536進行になります。セブンス・コードを使って「F Maj7、G7、Em7、Am7」「F、G、E7、Am7」など、ある程度幅を持たせることも可能です。

◯ペンタトニック・スケール

メジャー・スケールの4番目と7番目を抜いた5つの音階で構成されるため、「よな(4、7)抜き進行」とも呼ばれます。Cメジャー・スケール(ドレミファソラシ)の場合は「ドレミソラ」がペンタトニック・スケールになります。ギタリストがアドリブを弾く時によく用いており、非常にキャッチーで耳に残りやすいメロディになるのが特徴です。

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