親が自分の子どもの写真をインターネット上に載せる行為

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特に、Facebookにおいて日常的に見られる行ないである。きちんと子どもに「この写真を載せてもいい?」と確認していたり、子ども自身が「この写真を載せて欲しい」と希望していたりする可能性もあるが、まだ言葉もよくわかっていないであろう乳児、幼児の写真を載せるのは、完全に親の独断であることがわかる。その人は、自分の子どもが可愛くて仕方ないのかもしれない。好きなものを他人とシェアしたい、という気持ちは一般的なものだ。つまりその人は、子どもを人として見ているのではなく、ものとして見ているのである。

ものにしたって、他人の所有物を写した写真はその持ち主に確認が必要だ。櫻井は島村楽器関係の写真を何度か載せたことがあるけれど、いずれも店舗に許可を得た上で載せている。自分の所有物だったとしても、他者の権利を侵害するような写真(自分で買った漫画雑誌の画像など)を載せることはできない。少しグレーなところだと、ペットの写真があるが、自分の飼い犬・飼い猫などであれば問題ないのかもしれない。ようするに、自分の子どもはものではないかもしれないが、せいぜいペットくらいの扱いしかしていない、ということだ。

櫻井に子どもはいないけれど、近しいところでは親兄弟がいる。もし彼らの写真をネットに載せるとしたら、本人に確認を取るのが当たり前だと思っている。公開範囲に制限を設けたとしても、全世界に広まるリスクは決して低くない。誰かが出来心で写真を保存し、掲示板に載せたらそれまでだ。写真を不特定多数に見られることに抵抗がない人もいるが、同時に、写真を不特定多数に見られることを嫌がる人もいる、ということくらい想像がつくはずだ。写真の人物がどっちのタイプか、写真だけではわからない。だから確認が必要なのだ。相手が乳児だろうと幼児だろうと確認ができない場合は載せない、常識だろう。

もし自分に子どもがいたとして、たとい本人が「載せてくれ」と希望しても写真を載せることはしないと思う。今のところ、載せる必要がないからだ。家族団らんの写真を載せることで社会的な評価は上がるかもしれないが、たかだかその程度のメリットしかない。愛の形は人それぞれだけれど、愛しているからこそ載せない、もの扱いしない、これが櫻井の価値観である。

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