見た目は中身から作られるのか

自身の外見を商品として売っている、いわゆる「ルックスのプロ」が「見た目は中身から作られる」という風なことを言っていました。この場合の中身とは、骨や内臓のことでしょうか。たしかに、肌や髪の毛への影響がありそうです。「本当の意味でのファンデーション（土台）は健康である」と言いたかったのかもしれません。

「中身」が「性格」を指している可能性もあります。その場合、性格の良い人は外見も良くなり、いっぽう性格の悪い人は外見も悪くなる、という理屈になります。几帳面な人は小綺麗になり、大雑把な人はだらしたくなる、と考えれば想像に難くありません。個性的な人は見た目も個性的になり、協調性のある人はみんなと同じ格好をする、というわけです。なるほど、アイドルがみんな同じように見えるのは、彼ら（彼女ら）の協調性が高いせいなのです。芸能界は大変です。

そういえば、「夫婦は似る」という言葉があります。一緒に過ごす時間が長くなると性格や風貌が似てくる、といういわれです。これも初めに影響されるのが性格であるとすれば「見た目は中身によって作られる」と言えます。

僕は昔からベニチオ・デル・トロみたいな渋い大人に憧れていて、「歳をとったら短髪、ヒゲ面のムキムキになるのだ」と思っていましたが、現在は長髪、ヒゲなしのガリガリと見事に真逆です。短髪は面倒ですし、デル・トロみたいなヒゲに整えるのは手間がかかります。ムキムキになるための食事と運動は億劫です。ずぼらな人はみんな僕みたいな見た目になるのではないでしょうか。