結婚

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ここ数カ月、周りで結婚ブームが巻き起こっている。同年代の友人たちが結婚適齢期を迎えるほど歳をとった、の方が正確かもしれない。ものの本によると、結婚適齢期とは男女共に20歳から34歳未満までの期間のことを指すらしい。適齢とは、「そのことにふさわしい年齢」という意味なので、35歳を過ぎたら結婚すべきでない、みたいなニュアンスを含んでいる。言い換えれば、「35歳で離婚するのが最良」ということだ。こんなおかしな理論がまかり通っているのは、多くの人が結婚をイベントの1つと認識しているためだろう。結婚はピリオド(期間)であってポイント(時点)ではない。

櫻井の周りに限っていえば、女性が年上のカップル、いわゆる「姉さん女房」の夫婦が多い。「ねえさんにょうぼう」ではなく、「あねさんにょうぼう」という読みなのは、「姉女房(あねにょうぼう)」という言葉に端を発したものであるからだと思われる。男性が年上であっても「兄さん主人」とはならない。「主人」「女房」という呼称は、たびたび男尊女卑の例として挙げられるけれど、今は気にしている人の方が少ないだろう。気になる人は、そもそも結婚という制度自体に向いていない。

個人的に驚いているのは、「私たち結婚しました」という報告をSNSで行なっている友人が多い、ということ。櫻井は好きなものは自分1人だけで楽しみたいタイプなので、結婚したことを他人と共有したいとは思わない。それに、親しい間柄ならいざ知らず、顔見知り程度の人たちに共有して一体どんなメリットがあるというのか。むしろ、配偶者のプライバシー侵害などのデメリットを招く恐れがある。同じことが出産にも言える。一時の話題は集めるかもしれないけれど、どちらかと言えば不倫やスキャンダルの方が注目を浴びることが多い。大部分の人は、他人の幸せに興味がない。

こんな話を最近結婚した友人としていたら、「『結婚しました』と報告することで、お祝い品をもらえる」とおっしゃっていた。ただし、お祝い品をもらったらお返しを用意しなければならないらしい。面倒極まりないので、できれば関わりたくない。

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