秋葉原の家電量販店へ面接しに行った話

高校を卒業した直後のことです。当時の僕は埼玉に住んでいたのですが、バンド活動しながら働ける仕事を秋葉原で探していました。というのも、バンド活動の拠点が都内だったため、都内で働けば交通費も出ますし、仕事終わりにリハーサルできると考えたのです。秋葉原を選んだのは、千葉に住んでいるメンバーがいて(秋葉原は都内でもやや千葉寄り)、安いスタジオが駅の近くで見つかったからです。

交通費が全額支給で夕方までの仕事だったら何でも良い」と思って検索し、最初にヒットしたのがCMソングでもお馴染みの某有名大型家電量販店でした。時給も高く、交通費も全額支給、時間も夕方までと、条件は完璧でした。オーディオ・コーナーなら音楽関係の仕事ですし、バンド活動に活かせるのでは、という思惑もありました。早速電話して申し込んだところ、秋葉原とは別の場所にある本社まで来て欲しいと伝えられ、僕は意気揚々と面接に向かいました。

結果を言うと、採用されませんでした。向こうは募集をかけている立場なのだから、まさか落とされるはずがないと思っていた僕はたいそう驚きました。今だからわかるのですが、当時の僕は「土日無理(土曜は賛美隊の練習、日曜は礼拝があったため)」「残業無理」と自分の主張をハッキリさせていたので、それが引っかかったのかもしれません。たぶん、一番の原因は赤いパーカーにジーパン、スニーカー姿で面接に行ったことでしょう。

しかし、僕はバンド活動のために、どうしてもその家電量販店で働きたかったのです。募集が終わったら諦めるつもりだったのですが、僕が面接に落ちた後もその会社は募集を続けていました。まだ空きがあるなら受かる可能性はある、そう信じて電話をかけ、2度目の面接を受けに行きました。しかし、この2度目の面接でも採用されませんでした。こちらの主張を曲げなかったせいかもしれませんし、性懲りもなく赤いパーカーを着て行ったせいかもしれません。



ただ、それでもその家電量販店は募集を打ち切らなかったのです。「チャンスがある限り何度でも面接を受けてやる」と僕は3度目の電話をかけました。数日後、本社から「櫻井さん、以前にも2回面接を受けていますよね?」と電話がかかってきたのです。万事休す、さすがに3度目はなかった、と諦めかけたのですが、本社の回答は「もう面接は結構ですので、採用手続きしに来てください」だったのです。こうして、僕は秋葉原の家電量販店に勤めることになりました。

ドアを叩き続けることは、こんなにも力強いのです。たとえそれが「赤いパーカーを着て面接に行く」みたいな悪手だったとしても、続けていればいずれ達成します。



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