影響を受けたドラマー

僕が「影響を受けたドラマー」は数知れません。ドラムを始めたばかりのころは、恩師の勧めでジョン・ボーナム(Led Zeppelin)やイアン・ペイス(Deep Purple)、ナラダ・マイケル・ウォルデン(ジェフ・ベック他)をよくコピーしていました(参考『櫻井ティモと7人のドラム講師』)。

もちろん邦楽にも大きな影響を受けていて、たぶん一番はsakura(L’Arc〜en〜Ciel)か高橋まこと(BOØWY)だと思います。洋楽同様、ちょっと重めでハードなドラムに感化されやすい年頃だったのかもしれません。まともに叩けませんでしたが、「いかにしてドラム・セットを鳴らすか」という点では大変勉強になりました。

友人らとバンドを組んでからは、バンドの作風に合わせてもう少しポップな音楽を演奏するようになりました。ミスチル、スピッツ、バンプといった邦楽バンドの王道もよくコピーしていましたが、特にリンゴ・スター(The Beatles)はオリジナル・アルバムを端から端までコピーするくらい大きな影響を受けています。バンドではあまり演奏しませんでしたが、スチュアート・コープランド(The Police)もよくコピーしていました。こうして振り返ってみると、ほとんどがUKバンドです。



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本格的にジャズを始めたのは大学に入学してからで、それまでは独学でケニー・クラークマックス・ローチアート・ブレイキーといったビバップ、ハード・バップのドラマーを追いかけていました。初年度は「とにかく好きなものを楽しみたい」というコンセプトで、フランキー・ダンロップをコピーしていました。その後は今まで避けてきたコンテンポリー・ジャズにも挑戦しています。大学の課題で演奏したジェフ・テイン・ワッツには、音もフレーズも影響されました。

最近はレッスンで「ドラマーを1人選んで研究する」という課題を出すことがあって、生徒様が選んだドラマーを調べています。よく知っていると思っていたドラマーも、調べてみると新しい発見があります。自分の知らないことを学ぶのはとても楽しいです。

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