安定した仕事、自由な仕事

ミュージシャン業は不安定な職業と言われています。ボーナスもないですし、福利厚生もありません。仕事をした分だけの収入を得るので、事故や病気などで仕事ができなくなれば収入(正確には報酬)はゼロになります。住宅補助もありませんし、健康診断も自費です。なにより、「いつ仕事がなくなってもおかしくない」という点が正規雇用との大きな違いです。

音楽講師業は比較的収入が安定していますが、ミュージシャン業と同じ非正規の仕事です。契約社員と同じで、毎年雇い主(音楽教室)と契約更改しなければなりません。「いつクビを切られても文句は言えない仕事」なのです。収入源は音楽教室ではなく、生徒様の月謝であるため、生徒数が減れば収入も減ります。先月櫻井は生徒数が100人になったとブログ(参考『生徒数100名達成』)に書きましたが、来月は半分の50人になっている可能性だってあるのです。

もちろん、メリットもあります。いつライブを入れるか、いつレッスン日にするかを自分で調整できるため、自分のペースで仕事ができます。就労時間もある程度コントロールできるため、自由な時間を作りやすいでしょう。やろうと思えば、ほぼ毎月ゴールデン・ウィークを作ることも可能です。上下関係らしい上下関係もほとんどありません。



★オススメ ライブ




僕は高校在学中からバンド生活を送っていたせいか、いわゆる「貧乏癖」がついており、贅沢な暮らしや安定した収入にあまり魅力を感じません。「ミュージシャンだから不安定なのは当たり前」と考えていますし、お金を使わない生活に多少慣れているため、貧乏がそこまで苦になりません(参考『エクストリーム食生活』)。正規雇用に関しても、「会社が倒産する可能性がある」と企業を疑っています。

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