個人レッスンとグループ・レッスンの違い

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島村楽器音楽教室(以下、島村)のレッスン形態は、主に「個人レッスン」と「グループ・レッスン」に分かれる。個人レッスンは、講師と生徒様が1対1でレッスンを行なう、いわゆる「マンツーマン・レッスン」である。グループ・レッスンは、講師1名に対し、生徒様の人数が2名から5名までに増える。世間一般には「個人レッスンの方がレッスンの質は高い」と考えられているみたいだけれど、それぞれに特徴があるので、一概にそうとは言い切れない。料金の違いなどもあるが、個人レッスンとグループ・レッスンの最大の違いは「時間の使い方」である。

島村の個人レッスンは30分、グループ・レッスンは最大60分である。長さだけ見るとグループ・レッスンの方が長いが、60分すべてが自分の時間というわけではない。島村の場合、レッスン時間が60分になるのは生徒様が3名以上の時である。この人数で60分を等分するので、1人あたりの持ち時間は以下のようになる。

3名(60分)……20分/1名
4名(60分)……15分/1名
5名(60分)……12分/1名

なお、2名のグループ・レッスンは時間が30分までとなるので、1人あたりの持ち時間は15分となる。いずれも個人レッスンに比べると持ち時間は短い。

しかし、持ち時間は「長ければ長いほど良い」というものではない。生徒様によっては30分も集中できない方もいる。お子様の場合は特にこの傾向が強い。30分の内、10分しか集中できなかったら、残りの20分は惰性で過ごしている「勿体ない時間」になってしまう。

グループ・レッスンの持ち時間は短いものの、「他人の演奏、レッスンを見ることができる」という特徴がある。自分よりも上手いと思った人の演奏は参考になるし、自分よりも下手だと思った人の演奏は反面教師になる。他人に向けられたレッスンの中で、自分に適用できるポイントも数多くある。

もちろん、30分連続して集中できる人にとって、個人レッスンは有意義な時間になるのは間違いない。また、「他人の演奏なんてどうでもいい」という考えの人にとって、グループ・レッスンはあまりに無駄が多い。集中できないこと、他人に無関心なことが悪いという意味ではない。人それぞれに向き・不向きがあるのだから、自分に合ったレッスン形態を選ぶのがベストであると思う。

ちなみに、櫻井がドラムを始めたのは高校のころで、グループ・レッスンを3年間受けていた。周りがあまりに上手い人たちばかりでレベル差が激しく、1つも参考にならなかった。「自分はなんて下手なんだ」と、一番辛い思いをしていた時期だったと思う。我ながらよく辞めなかったと思うけれど、良き仲間と良き講師に支えられたからここまで続いているのだろう。そういった出会いが多いのも、グループ・レッスンの特徴である。

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