◯Hosanna(カーク・フランクリン)
10年くらい前に教会のクリスマス礼拝で演奏した楽曲です。それまでは難しい曲があっても「そのうちできるようになる」と楽観できたのですが、「未来永劫、できる気がしない」と初めて絶望した曲です。専門学校に通い、「リベンジする時がきた」と卒業試験の自由曲にこの曲を選んだのですが、見事に叩けませんでした。もちろん、今も叩けません。
◯No Class(ケニー・ワーナー)
大学の課題曲の1つで、限りなくフリー・ジャズに近いけれど、ぎりフリー・ジャズじゃない、という不思議な楽曲です。ドラムはリズムを刻む楽器なので、カウントさえとれればどんな楽曲でもある程度対応できるのですが、前述の『Hosanna』とこの曲ばかりはいまだにカウントが取れません。ジャズの曲なので、誤魔化しやすいのがせめてもの救いです
◯Four Winds (デイブ・ホーランド)
★オススメ ライブ
専門学校時代に講師から勧められたジャズの楽曲です。ほぼ1小節ごとに拍子が変わっていくため、非常にカウントしにくい曲です。教えてもらった当時はまるで歯が立たなかったのですが、今はかろうじて叩けるようになりました。ソロはフリー・ジャズになりますし、先に書いた2曲に比べるとだいぶやさしい曲です(というか、先の2曲があまりに難しすぎるのです)。
まだまだ難しい曲はいっぱいありますが、パッと思いついた「トラウマ曲」はこの3曲です。当時は今より技術もありませんし、耳も悪かったのに、よくもまあ誤魔化せたな、と感心します。いつかリベンジする機会はあるのでしょうか。