ミュージシャンがMCで失敗しないために

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「MC」とは「Master of Ceremony」の略で、結婚式やパーティの司会進行役を示す言葉であるが、こと音楽業界ではミュージシャンのライブ演奏における曲と曲の間に挟まれる余談、並びに閑話休題を指す。

音楽にあまり関係のない業務なので、MCを嫌うミュージシャンも少なくない。もちろん、「ライブでMCをしない」という選択もあるけれど、よほど曲が良いか、ルックスが良いか、有名でもない限り長続きしないだろう。多様化する音楽業界で生き残っていくために必要なパフォーマンスと言える。

ミュージシャンはMCで何を喋るべきか。音楽同様、その人の個性が表れる場なので、基本的には好きなことを喋ればいいけれど、ある程度の目安は必要だろう。たとえば、「自分が観客だったら聞きたくないこと」は避けるべきである。「さっきの曲、歌詞が飛んじゃって」のような演奏のミスは口にした瞬間、反省会みたいになってしまうし、一部の観客にしかわからない、いわゆる身内ネタは大部分にとって退屈な話題である。

また、楽曲では伝えられない情報を宣伝するのにうってつけの機会でもある。次回の集客のために今後のスケジュールを整理し、わかりやすく伝えられるよう準備しておこう。意外と忘れがちなのが名前(グループ名)である。最初と最後の2回だけではまず覚えてもらえないので、MCをする度に口にするとよいだろう。

あとは、緊張すると早口になりやすいのでゆっくりと大きな声で喋るよう意識しよう。肝心の楽曲がおざなりになっては元も子もないので、MCばかりにならないようバランスも考えるべきだろう。面白い話ができれば集客に繋がるけれど、「面白い=笑い」ではないので、無理して笑いをとる必要もない。雄弁は銀、沈黙は金である。

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