ドラムで食べていくのは難しいことなのか

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一口「食べていく」と言っても、毎食白米と漬物なのか外食なのかでは生活水準が大きく異なるため、定義をはっきりさせておこう。物の本によると、大卒の新社会人の平均初任給は月20万円ほどであるらしい。多いか少ないかはさておき、日本国内で十分に暮らしていける額ではあるだろう。よって、今回のテーマは「ドラムで月20万円稼ぎ続けるのは難しいことなのか」とする。

ドラムを使った仕事は、大きく分けて4種類ある。

ドラムを演奏する演奏業
ドラムを教える講師業
ドラムを売る販売業
ドラムを作る製造業

このうち販売業と製造業については個人で会社を立ち上げるケースもあるけれど、ドラム・メーカーに勤めるサラリーマン(正社員)が主だろう。いわゆる「普通の会社勤め」になるため、今回は割愛する。

演奏業と講師業の多くは個人事業主、つまり自営業であり、自身を商品として売り込む必要がある。企業との契約は雇用ではなく、期間が限定された業務委託となるため、安定した収入を得るためには、コンスタントに契約を更新し続ける必要がある。この辺りが「ドラムで食べていくのは難しい」と言われるゆえんだろう。

雇用契約に比べれば保障も保証もないけれど、真面目に働いていればおおむね契約は更新されると思って差し支えない。「真面目に働く」とは、「数字を取っていること」「言われたことをすぐ行動に移せること」「自発的に動けること」である。これらは普通の会社勤めにも求められるスキルであるため、まず避けられないと考えてよい。よしんば更新がなかったとしても、探せば働き口はある。

ただ、初年度から月20万円稼げるような働き口は稀なので、安定するまで時間がかかるのは確かだ。また、賞与(ボーナス)や経年による昇給もないため、いわゆる「金持ち」になれる人はごく一握りである。しかし、世間で言われているほど食べていくのが難しい職業でもない。もっとも、本人が諦めて転職したらそれまでだけれど。

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