キャリーで運ぶもの、運ばないもの

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「キャリーを使って楽器を運ぶと楽器が壊れやすくなる」という意見がある。地面の起伏や段差によって生じた衝撃が楽器に伝って悪影響をもたらす、という考え方だ。海外ならまだしも、日本の歩道はきちんと舗装されているし、そこまで気にしなくても良いのではないか。自動車を使った運搬だって衝撃はあるわけだし、いちいち心配していたら手持ちでグランドピアノを運ぶことになってしまうのでは。

櫻井は、ギターもスネアもキャリーで運搬している。どちらも平均より重めのモデルを使っているため、手に持って(あるいは肩に背負って)運搬しようとすると大変疲れる。シンバル類に至っては、持とうという気すら起きない。ちなみに、スネアとエフェクターに関してはソフトケースで積載している。

逆に、キャリーで絶対に運搬しないものに「パソコン」がある。衝撃で壊れることを懸念しているわけだ。楽器も同じくらい繊細と言えなくもないけれど、万一壊れてしまってもドラムは会場の設備が使えるし、エフェクターがなくてもギター演奏は可能である。パソコンには、こういった代替案が用意できていない。せいぜいバックアップを取っておくくらいだ。データは楽器よりも繊細、というわけである。

書いている途中で気がついたけれど、櫻井はギター本体が故障した際の代替案を考えていない。替えの弦と道具を常備しているくらいだ。「ギターが使えなくなるトラブルなんてジャックの不良か、ネックが折れるかくらいだろう」と楽観しているせいだろう。なんとも詰めの甘い考えである。これは早急に2本目を買うべきなのでは、という焦燥にも駆られる。

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