なぜ予習するのか

自動車の教習所に通っていたころ、休憩中に座学の予習をしていたら知り合いに「授業で勉強するのに、何のために教習所へ来ているの?」と言われたことがあります。言われてみれば、たしかにその通りです。復習は「習ったことを忘れないように記憶する行為」ですが、予習は「これから習うことをあらかじめ記憶する行為」です。これから習うのに、どうして前もって勉強するのでしょうか。理由は人それぞれだと思いますが、僕の場合は以下の2つが挙げられます。

◯授業時間が短い

授業にも種類は様々ですが、1つの授業時間は長くても2時間といったところです。楽器のレッスンだったら30分授業も珍しくありませんし、グループ・レッスンだったら実質12分授業という場合もあります。勘の良い人であれば短い時間で多くのことを学べますが、僕は不器用ゆえにそれができません。わからないものをわからないまま放置するので、うやむやのまま授業が終わってしまいます。すると、復習もできなくなるのです。結局、自主的に勉強する(予習する)をつけておかないと、他の人に比べて成長は遅れてしまうのです。

◯人に教えてもらうのが苦手

不器用ゆえに相手の言っていることが理解できない」という意味もありますが、基本的に僕は他人の発言を疑ってしまいます。「ここはこうした方が良い」みたいなアドバイスに対して、素直に「はい、わかりました」とは言えないです。そのアドバイスが論理的に成り立っていれば信用できますが、そうでない場合は「なぜ」と訊き返してしまいます。それで納得できる答え(論理性)が返ってくれば良いのですが、教える側の流れを断つことになりますし、グループで学んでいる場合は他の生徒の迷惑にもなりかねません。予習をしておけばあらかじめ疑問点がわかるため、教師の指導内容と照らし合わせて答え合わせをするだけになります。食い違うところがあったり、教師が取り上げなかったりした場合のみ質問すれば良いのです。



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ていよく書きましたが、端的にまとめれば「予習している人は不器用である」ということです。

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