「諦めていた恋にもう一度挑戦しませんか?」みたいな広告があった

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駅のポスターをちらっと見ただけなので、詳しい内容まではわからないけれど、結婚相談所の広告であると思われる。「諦めていた」ならよく聞くけれど、「諦めていた」とは、どういうことだろう。

相談者が高齢で、「もう恋なんてする歳でもない」と思っている人に「お手伝いしますよ」とお節介を焼いているのかとも思ったけれど、それなら「諦めている」と現在完了形になるはずである。片思いで終わった相手との恋愛を成就させようとするなら「諦め恋」になるだろう。

「諦めていた」は過去完了形であり、「過去には諦めていたが、現在は諦めていない」という状態を表している。たとえば、「過去に別れた相手と復縁したい」とか、「相手に伴侶がいるので距離を置いていたが略奪したい」みたいなケースが考えられる。広告は、「諦めていた恋への挑戦をサポートします」と謳っているわけだ。まったくろくでもない仕事である。

よしんば「諦めている」や「諦めた」だったとしても、(相談者が想いを寄せている)相手の意向を無視していることに変わりはない。想像して欲しい。見ず知らずの相手から「当相談所の◯◯さんがあなたとの結婚を望んでおられますので、速やかに署名のほどをよろしくお願いいたします」と言い寄られるのだ。もはやテロである。自分の相手くらい、自分で見つけるべきなのでは。

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