緊張

実は、先月、パフォーマンス試験の4日前くらいから体調を崩し、ほとんど何も口にできない状態でした。ところが、演奏し始めると途端に具合が良くなり、翌朝には何事もなかったかのように全快した、ということがありました。体調不良の原因として、「試験前で緊張していたんじゃない?」と指摘されましたが、まったく自覚がありません。すると、「自覚がない人ほど、身体に影響が出やすい」と言われました。もし本当なら、対処しようがないので、今後もこういうことが続いていくのかもしれません。

緊張とは、張り詰めた状態のことを指します。言い変えれば、余裕がない状態のことです。余裕がなくなる最大の原因は、準備不足であり、つまり、緊張する人は、準備ができていない人、と言い換えられます。「万が一、ハプニングが起きたらどうしよう」という、将来への危惧が緊張に繋がることもあるかもしれません。ただ、大抵のハプニングは事前に把握(対処法を準備)できますし、そうでないハプニングは、自身の力ではどうしようもないので、危惧する必要がありません。それでも危惧してしまうなら、それもまた準備不足と言えるのではないでしょうか。

パフォーマンスする際は、適度に緊張するのが良いとされています。僕もそう信じていましたが、昨年、物凄いモチベーションを下げたまま、惰性でやってしまった試験が、学年で断トツという結果になったことがあり、コンディションと結果は無関係と思うようになりました。緊張しようとしまいと、本番で発揮できない実力は、実力と呼べないのかもしれません。



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蛇足。体調を崩していた時、「食欲がないから食べない、つまり食費が減る!」と最初は喜んでいました。ところが、3、4日続くと体調的な面より、心理的な面でしんどくなる、ということがわかりました。食事の喜びは、思った以上に大きいようです。

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