目標を達成するために必要な、たった1つの素質

似たようなタイトルの書籍がいくつも出ていますが、これらは「自己啓発本」という分類になるそうです。「啓発」という言葉がよくわからなかったため辞書で調べたところ、「無知の人を教え導き、その目をひらいて、物事を明らかにさせること」らしいです。自己啓発とはつまり、無知の自分が無知の自分を教え導くということです。「盲人を手引きする盲人(マタイ15:14)」にならなければ良いですが。

僕はこの類の本をあまり読んだことがありません。「読んだことはあるかもしれけれど覚えていない」という意味です。ただ、どんな内容であるかは予想できます。目標を達成するためには、目標を達成すれば良いだけです。バカみたいな答えですが、これが真理です。

目標が達成できない理由は2つしかありません。1つは「目標を間違えている」です。この「間違えている」には「勘違い」や「思い込み」も含まれています。たとえば、「プロのミュージシャンになる」は一見目標に見えて目標ではありません。その裏には「なぜプロのミュージシャンになりたいのか」があるからです。「裏なんてない。自分は純粋にプロのミュージシャンになりたい」と言う人もいますが、プロの定義が曖昧だったり、感情的だったりすることが多いです。これもやはり、目標が定まっていない状態と言えます。



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もう1つは「達成にいたっていない」です。「達成」とは「成し遂げること」ですが、この「遂げる」という言葉には「あることをして、1つの目的、終局に達する」という意味があります。重要なのは前半部分、「あることをして」の「して」の部分です。達成には、必ず行動が伴うのです。当たり前のことですが、プロのミュージシャンになるには楽器を弾かなければなりません。楽器を弾かずにアニメを見たり、ゲームをしたりしている間はミュージシャンになれません。

これらの問題をクリアする魔法の言葉が1つあります。「がまん」です。大きな目標には大きな忍耐が強いられますが、がまんさえできれば事を成せます。がまんできなかったら、それが自分の限界と思って良いでしょう。ただ、がまんは感覚的なものなので、「自分はがまんしている」という感覚が鈍い人ほど大成しやすくなります。憎まれっ子世にはばかる、というやつでしょうか。

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