初ライブの思い出

高校入学と同時に僕はドラムを習い始めたのですが、実は初ライブは中学2年生のころでした。音楽好きの友人たちが側にいて、みんな楽器を弾く趣味があって、さらにドラム・セットやアンプがある友人宅があって、気づいたら一緒にバンド演奏をするようになりました。僕はドラムを模したゲームをやっていたこともあって、友人に教えてもらいつつ、ドラムを担当することになりました。

放課後や休みの日に集まって、好きな音楽を演奏したり、好き勝手遊んでいたのですが、ある日、リーダー格の友人が「学校で演奏しよう」と提案してきました。しかし、僕の通っていた中学校では軽音楽を披露するような行事はありません。そこで何を思ったのか、友人は「修学旅行中にやろう」と言い出したのです。直近の大きなイベントが修学旅行だったので「何でも良いから早くライブがしたい」と思ったのでしょうか。

普通はそこで「無理無理」と諦めるところですが、中学生の推進力は凄まじいもので、全員で担任に交渉し始めました。僕を含め、バンドメンバーは素行の悪い生徒の集まりだったのですが、なぜか担任はこれを承認、埼玉から修学旅行先の京都までドラム・セットを含む楽器、音響機器を運ぶことになったのです



★オススメ ライブ




修学旅行2日目の夜、京都の旅館の和室、レクリエーションの時間に「ヘルメットを被った謎の覆面バンド」という体で、僕らのバンドはデビューしました。持ち曲はたったの2曲でしたが、担当パートを変えつつ、何度も繰り返し演奏しました。そういえばこの時、僕はドラムの他にボーカルとベースも演奏していたのをたった今思い出しました。

あの時の衝動に突き動かされて、今も音楽を演奏し続けています

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール