バンド名の種類

◯リーダーの名前 + 「バンド」

ジャズ・バンドに多く見られる形式です。櫻井ティモがリーダーの場合は「櫻井ティモ・バンド」となります。「バンド」の部分は「グループ」「トリオ(3人編成)」「カルテット(4人編成)」などに置換可能です。

◯リーダーの名前 + サイドマンたちの愛称

櫻井ティモが3人編成のバンドを組んだとして、他の2人を「ダブル・トラブル」という愛称で呼び、バンド名を「櫻井ティモ・アンド・ダブル・トラブル」とする形式です。他にも「ゆかいな仲間たち」とか「リトル・フォー」などが挙げられます。

◯リーダーの本名に由来するもの

ソロ名義に見せておいて、実はバンドだった、という形式です。「タロータナカ」のように、カタカナで統一するとそれっぽくなりますが、日本名は若干ハードルが高いかもしれません。

◯メンバーの名前を羅列したもの

好例は「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」です。ファミリー・ネームを取って並べるのが慣例なので、櫻井がアンノとアンドウというメンバーとバンドを組んだ場合は「サクライ・アンノ・アンド・アンドウ」となります。4人以上になると「サクライ・サトウ・マエダ・アンド・イシジマ」と収拾がつかなくなるので注意が必要です。

◯英語以外の外国語を用いたもの

ドイツ語やフランス語といった、ラテン由来の言語が人気です。「食べ残し」というどうでもいい日本語ですら、スペイン語にすれば「ソブランテ(sobrante)」となります。読めそうで読めない危うさが、かえって印象に残るでしょう。

◯「ザ」+「〜ズ」

3世代くらい前に流行した形式です。「~ズ」には動物の名前が入ることが多いですが、すでに網羅されていますし、野球チームみたいな響きになるでしょう。「ザ・サクライズ」とファミリー・ネームを入れて、メンバーの名前を全員「櫻井~」で統一することもあります。



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◯偶発系

バンド名について話し合っている時、たまたま目に留まったものをバンド名として採用する形式です。僕は過去に「マーシャル」という名のバンド名を組んでいましたが、これはすぐ側にマーシャル・アンプがあったせいです。他に「アイボン(洗眼薬)」という候補も挙がっていました。

◯省略系

もともとは長い言葉を、縮めて短くした形式です。「イエロー・マジック・オーケストラ」を「YMO」、「スポーツ・ミュージック・アッセンブル・ピープル」を「SMAP」というように、頭文字のアルファベットを抜き取って並べることが多いです。

◯語感系

語呂の良さや音の響きだけでバンド名を決める形式です。前述の「偶発系」もこれに含まれると言えます。なんやかんやで一番よく使われる形式ではないでしょうか。

◯文章系

ここ10年くらい、トレンドになっている形式です。ただ長いだけでなく「、」や「。」と句読点を含んでいるのが特徴です。昔はインパクトがありましたが、今は使い果たされた手法かもしれません。曲名と並べて表記した際に「どっちが曲名?」という印象を与えてしまうので注意が必要です。

バンド名はバンドの顔であり、最大の広告です。いくら楽曲が良かったとしても、広告の質が悪ければ商品は売れません。短くてわかりやすく、親しみやすいバンド名を選ぶのが無難でしょう。

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