ドラム講師業の必需品とは

以前、僕がドラム講師業で重宝している道具をいくつか紹介したことがあります(参考『ドラム講師業に役立つ7つ道具【スマホアプリ編】』『【PCソフト編】』『【小道具編】』)。これらはいずれも、僕が個人的に愛用している道具であり、すべてのドラム講師に当てはまるわけではありません。

たとえば、僕は楽譜作成ソフトを使っていますが、手書きの譜面でレッスンをしているドラム講師も多いです。今でこそ音源編集ソフトを使っていますが、講師業を始めたてのころは扱いがわからず、使用していませんでした。やろうと思えば、メトロノームを一切使わず楽曲のコピーだけでレッスンすることも可能でしょう。

他の楽器ではありえないことですが、ドラム・セットを購入する必要もありません。自分でスタジオを構えて自営するならともかく、大手音楽教室に勤めたり、スタジオをレンタルして経営したり場合は、講師が買わずとも備えられている場合がほとんどです。スネアやペダル、シンバルといった小物もいりません。極端な話、スティックすらなくてもいいのです。事実、演奏してみせるのではなく、口頭だけで教授するドラム講師は存在します。



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結論を言うと、「ドラム講師業に必需品はない」ということになります。道具がなくてもドラム・レッスンはできます。僕も例外ではありません。冒頭の7つ道具がなくても仕事はできます。ただ、あった方が楽に仕事ができるから使っているのです。たとえば、メトロノームがなくてもメトロノーム・トレーニング(参考『メトロノーム・トレーニング』)は教えられますが、説明だけで20分はかかるでしょう(試したことはないので概算です)。メトロノームを使って実演すれば5分とかかりません時間を売るとは、こういうことです。

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