スタジオと僕

防音と防振のため、スタジオ内は密閉された空間です。多くの場合、地下にありますし、窓もありません。自然光も入りませんし、照明が薄暗いことも珍しくありません。また、特に梅雨から夏にかけて、湿度と温度と同居することになります。「大きい押し入れ」と言ったところでしょうか。

生音が大きいドラムを自宅で叩ける環境は滅多にありません。ほとんどのドラマーは、ドラムを練習するために音楽スタジオへ行くことになります。僕も例外ではありません。これまでの音楽人生で、自室に次いで長い時間を過ごしている場所かもしれません。

ドラムを習い始めた高校時代は、授業が終わるとすぐに学校近くのスタジオへ行っていました。高校卒業後、働きながらバンド活動をしていたころも、仕事終わりに友人たちとスタジオで練習していました。専門学校、音楽大学時代も、校舎が開いている間はずっとスタジオに引きこもっています。そして、音楽講師になった今、スタジオが職場となりました。



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僕はスタジオが好きです。学びながら、働きながらドラムを叩いてきた僕にとって、スタジオは「音楽の時間」なのです。それが個人練習でもバンド練習でも、レッスンを受ける方でもする方でも違いはありせん。

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